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野菜ができるまで

キャベツができるまで【播種編】

普段何気なく食べている野菜がどのように成長し、育てられ私たちの元に届けられるのか。
その生育過程をレポートしていくこのコーナー、第二回はキャベツができるまでです。
ご協力くださったのは吉野川市山川町で農業を営む若手農家の鈴木さん。
鈴木さんについては過去の記事でも一度ご紹介させていただきました。よろしければご参照ください。

http://www.awayuuki.jp/cover/2013/04/post.html

さて、前回のブロッコリーとキャベツは同じアブラナ科で、基本的な播種のやり方は大体同じ。

...と思ってたんですが、やはり人が変われば使う道具も、方法も当然変わってきます。
動きがあるので今回も動画でご紹介しますね。

まず、ポットに土を入れてならし、種を入れる穴を開けます。



最後の穴を開けるための板、少し見づらいですが一つ一つに突起がついていて、土の上に置くことで同じサイズの穴が開くんです。
この板、動画でも驚いた私の声が入ってるんですが1万円もするんですって...。

続いて、穴を開けた土に種を入れていく作業。
100個以上の穴に一度に種を入れる、優れものの道具が登場。鈴木さんの手さばきもお見事!です。


少し見づらいのでもう少しアップで...。



ザーッと波打たせるように動かして、二枚重なった板の上の部分にある穴に種を落とします。
板の横の部分を押すと二枚目の板がずれて種が落ちる仕組みになっているのですが、すべての穴に種を入れるのが意外と難しい!私も挑戦させていただいたのですが、同じ穴に2個種が落ちてしまったり、種が入っていない穴ができたり、慣れるまでは少し時間がかかりそうです...。
もちろん鈴木さんは慣れて手つきでサクサクと種を撒いていっていました。慣れてしまえばかなり時間が短縮できる便利グッズなわけですね。

P8092794.JPG
お行儀よくおさまった種。デンプンでコーティングされた「コート種子」というもので、水をかければコーティングは溶けていくそうです。

こうしてすべての穴に種を撒き終わったら、寺岡さんも使っていたバーミキュライトという土をかぶせていきます。


土のかぶり方が均一になるように、同じ速度で回していくのがポイント、とのこと。
この日鈴木さんは80枚の(2反分、20アール)の苗作りを完了。

種を撒いたポットはハウスに並べて、たっぷりと水をやります。
1日1~2回、毎日水をやっていれば数日で可愛らしい双葉が。

P8092802.JPG
この双葉一つ一つが1個のキャベツになるそう。今はまだ1㎝そこそこの小さな葉っぱが、あんなに大きいキャベツになるなんて...改めて植物のパワーに驚かされます。

鈴木さんのキャベツは、12月頃出荷予定。
それまで引き続きキャベツの成長過程を追っていきたいと思います!

ブロッコリーができるまで【播種編】

まだまだ暑い日が続きますが、圃場ではそろそろ秋に向けた作付けの季節。
このコーナーは様々な作物がどのように育っていくのか、播種(種まき)、定植から収穫までをシリーズでお届けしたいと思います。
見慣れた野菜も、意外にどういう状態で畑に植えられて、どんな花が咲いて、どういう実の付き方をするのか、知らない方も多いんじゃないでしょうか。
というか、私がそうなので、色々な作物の育つ様子を知りたい!!
そんな個人的願望をかなえるべく、本企画を立ち上げました。

第一回は『ブロッコリーの播種』 若手農家の寺岡さんにそのやり方を教えていただきました。

工程の前に寺岡さんについてご紹介させていただきます。
寺岡さんは農業を営む家に生まれ、高校一年生の時にはなすを1反栽培するなど、28歳という若さながら10数年の農業経験をもっています。自身で本格的に畑を管理し始めたのは4年ほど前。
出荷する作物意外にバナナやマンゴー、サボテンなど南国のものを育ててみたり、ニンニクを育てて近所の人に配ってみたりと根っからのものづくり好き。料理も得意、釣りも好き、の多趣味な生産者さん。


P8012759.JPG

さて、寺岡さんのキャラクターが少しわかったところで、ブロッコリーの播種の工程についてご紹介しましょう。

まずポットに土を入れます。手際がいいですね~。
 



次にローラーで土を詰めて、上から種を入れます。
 

このローラーが1万2千円、種まき機が8千円もするというからちょっと驚き。

種を入れた上からバーミキュライトという土壌改良用の土を入れます。これで準備は完了。
 

水をやった後は乾燥防止のため、ポットを重ねておきます。
2日程度で小さな芽が出るので、そのときはポットを広げて1日1回水をやります。

参考までに5日ほど経ったキャベツの苗がこちら。

P8012753.JPG
同じアブラナ科なので、この時点ではほとんど違いがありません。

もう少し大きくなったら水やりを1日2回に増やして、20日程度で定植可能な苗が出来上がるそうです。


寺岡さんは1日にブロッコリー・キャベツ各1万個の種まきをします。
苗を買うと19円くらいするので採算が合わないそう。
手間がかかっても種から育てて、収益を確保することも重要なことですね!


8月1日に種まきされたブロッコリーがどのように育っていくのか、今後も追いかけていきたいと思いますので、ご期待いただければ幸いです。

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